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侮辱と心配―新型コロナ感染症がソロモン諸島国へもたらした変化

2020.09.11

著者:藤井 真一(国立民族学博物館、文化人類学、オセアニア地域研究)

大洋州 文化人類学オセアニア地域研究

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おわりに
2020年3月21日に、ソロモン諸島政府は自国民とソロモン諸島居住者以外の入国を禁止すると発表した。続く25日には、デヴィッド・ヴナギ総督が緊急事態宣言を発令した。それから4ヶ月が経った7月24日、ヴナギ総督は再び緊急事態宣言を発令し、入国禁止措置をさらに4ヶ月間延長する旨を発表した。ソロモン諸島国は、当面の間、他国からの人の移動を制限し続けることになる。

とはいえ、先に述べた通り、太平洋諸島地域における新規感染症の流入は、島世界を絶滅させかねないほどの脅威である。新型コロナ感染症の蔓延が世界的に落ち着きを見せ始めたとしても、ソロモン諸島をはじめとする太平洋諸島での入国制限が全面的に解除されるのは、しばらく先のことになるだろう。

参照文献:大津留香織(2020)『関係修復の人類学』成文堂。

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